開高健ノンフィクション賞受賞作『黙殺』11月24日発売

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    黙殺ポスター

     

    「開高賞を受賞した作品は、通常、書籍になります。著者が逮捕されたりしない限りは本になると思いますので、くれぐれも気をつけて下さい」

     

    担当編集者からそう言われ続けた作品、『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』が発売されることになりました。

     

    発売日は11月24日(金)。集英社から出ます。著者は私・畠山理仁(はたけやまみちよし)で、価格は1600円(税別)です。少しお高い本になっていますが、ハードカバーの立派な仕上がりです。

     

    装丁は“装丁界のカリスマ”と呼ばれる鈴木成一デザイン室に担当編集者がお願いしてくれました。書店の中にあっても、そこだけ磁場が違うような、とてつもないエネルギーに満ちたすばらしい仕上がりになっています。

     

    この本は、選挙に落選してもまた立ち上がる“無頼系独立候補”たちの戦いを20年間にわたって追い続けてきた私の集大成です。もっとも、現在進行形のことも多く、どこで区切るか非常に悩みました。しかし、それでも候補者の皆さんの生き様は読んだ人に勇気と元気を与えるものだと自負しています。

     

    お読みいただければわかりますが、皆さん、本当に「スゴイ!」そして「濃い!」とびっくりすることと思います。そして、「自分ももっと自由に生きていいんだ!」と、明るくなること間違いなしの本です。

     

    この作品は、今年7月15日に集英社が主催する「第15回開高健ノンフィクション賞」を受賞しました。本当は「最終選考に残って選考委員の方々に読んでいただけるだけでいい」と思っていました。なぜなら、これまでの開高健ノンフィクション賞の受賞作とは、明らかに毛色が違うとわかっていたからです。

     

    賞に応募するのは初めてでしたが、「勝負するならこれしかない。賞は取れなくても、最終選考に残って爪痕だけは残したい」と強く願っていました。その作品が高い評価を受けたことは、望外の喜びでした。

     

    しかし、この受賞は決して私の力によるものではありません。私の取材を逃げずに受けてくださった“無頼系独立候補”の皆さん、そして、私に取材活動を続けさせてくださった多くの皆様のお力だと思っています。この場をお借りして、心から感謝申し上げたいと思います。

     

    その作品『黙殺』が、いよいよ発売されます。ぜひ、読んでみて下さい。そして、面白かったら、口コミでも、SNSでも、ぜひ話題にしてください。書店に注文して下さったり、図書館にリクエストして下さることも、この作品を応援する大きな力になります。ぜひ一人でも多くの方に読んでいただき、「こんな素晴らしい人生があるんだ!」と気づいていただきたいと思います。

     

    この本を読んだ後には、きっとご自身の人生も宝物だと思えるはずです。元気のない人を元気づけるためのプレゼントにも向いていると思います。何冊買っても、決して怒られることはありません。どうぞ遠慮せずにお求め下さい。

     

    もし機会に恵まれれば、著者インタビューなども積極的にお受けしたいと思っています。それが私の取材を受けてくださった皆さんへの恩返しだと思っています。そうしたご要望がありましたら、ぜひお気軽にお声がけ下さい。少人数での読書会でもお茶会でも、私でできることでしたら、なんでもいたします。連絡先はこのブログの「プロフィール」欄から御覧ください。

     

    とても強い思い入れのある本です。どうしても、この本は多くの人に読んでいただきたいのです。どうか、どうか、『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』(1600円・税別)をよろしくお願い申し上げます。

     

    この本を書くにあたっては、私がこれまで取材時に撮りためてきた映像をひとつひとつ振り返りました。正確な描写を心がけるためと、「書かねば」という自分の気持ちを奮い立たせるためです。

     

    気がついたら膨大な量の取材映像が残っていました。そのほんの一部をプロモーション映像として公開します。

     

    【PR動画】 https://youtu.be/fwGISJgRXZg 

     

    いつか映像作品としてまとめることができたらと思っています。

     

    この本は、すべての人への応援歌のつもりで書きました。もちろん、私自身への応援歌でもあります。一人でも多くの方を元気づけられますように。

     

    祈ります。


    小池百合子東京知事に目で斬られてきた

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      ●今年のコスプレは『リボンの騎士』のサファイア


      小池百合子知事ハロウィン

       

      10月29日(土)、30日(日)の2日間、池袋で開かれる「池袋ハロウィンコスプレフェス2016」。

      【公式サイト】http://ikebukurocosplay.jp/

       

      そのオープニングセレモニーに小池百合子東京都知事、高野之夫豊島区長もコスプレで現れると聞いて早速取材に行ってみた。

       

      ステージ上に上がった小池知事は、豊島区にあったトキワ荘の主ともいえる手塚治虫原作『リボンの騎士』の主人公であるサファイアのコスプレ姿で登場。ディテールにこだわったという小池氏は、よく斬れそうな剣を手に挨拶した。

       

      「去年は魔法使いユリーでしたが、今年は去年からずっと約束していたサファイアです」

       

      セレモニー終了後、ぶら下がり取材の機会があったので、さっそく手を挙げてコスプレにちなんだ質問をしてみた。

       

      ──小池知事はその剣で何を斬りたいと思いますか?

       

      筆者の質問に質問から答えが返ってくるまでには間があった。ひょっとして失敗したか? その間も、筆者の頭の中では、都庁の闇か、自民党都連か、五輪組織委員会か? それとも……と、いろんな考えが駆け巡る。そう考えている間も、小池知事からの返答はない。

       

      「いろいろありますが……」

       

      剣の柄を握りながら小池知事がようやく口を開いた。な、何でしょうか?

       

      「今日はコスプレに徹します」

       

      小池知事はそう答えると、記者の目をじっと見た。ちょっと怖い。最初に斬られたのは筆者だった、というオチ。

       

      ちなみに「来年はどんなコスプレを?」と聞いてみたところ、「また考えます」とのことだった。

       

      それではみなさん、よいハロウィンを。


      若狭勝氏は正論を言い続けられるか? ご本人に直接聞いてみた

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        ●「7人の区議」の処分にこだわる自民党東京都連

         

        自民党東京都連はいったい何がしたいのか。

         

        今年7月の東京都知事選において、自民党は先に出馬を表明した小池百合子氏ではなく、元岩手県知事の増田寛也氏を推薦した。この時、自民党員であるにもかかわらず、党の方針に反して小池氏を応援した人達がいる。

         

        当時は自民党衆議院議員(東京比例)という立場だった若狭勝氏と、豊島と練馬の区議7人だ。小池氏の地盤であった東京10区は豊島と練馬区の一部が選挙区である。選挙戦中、小池氏はこの7人の区議を「7人の侍」と呼んで英雄視し、各地での街頭演説でも党の方針に反して応援を続けるこの7人に感謝していた。

         

        いま、この7人の処遇をめぐる問題が佳境を迎えている。それというのも自民党東京都連が7人の区議に対して離党勧告をし、「10月30日までに離党届を提出しない場合は除名処分」と告げているからだ。

         

        都知事選では小池氏が自民党推薦候補を破って勝利した。その結果、当選直後に小池氏と会談した二階俊博自民党幹事長は「撃ち方止めだ」と語り、小池氏はお咎めなしで済んだ。小池氏を応援した若狭勝衆議院議員も口頭での厳重注意処分というきわめて軽い処分に終わった。

         

        それどころか、若狭氏は小池氏の知事転身にともない行なわれた東京10区補欠選挙では自民党の公認を得て選挙を戦って当選。先の都知事選で増田氏を全力で応援していた自民党議員たちも、補欠選では若狭氏の選挙戦を手伝った。こうした状況があるにも関わらず、自民党東京都連は7人の区議に対して、いまだに厳しい処分で臨もうとしているのだ。

         

        都知事選で7人の区議と同じように小池氏を応援していた若狭氏は、9月27日付けの公式ブログ( http://amba.to/2f9TwiU )でこう書いていた。

         

        【若狭勝ブログ・2016年9月27日(火)より引用】
        今や、自民党東京都連の区議7人に対する処分は、憲法の理念に抵触しかねない暴挙。都連は処分を撤回すべき!
        (中略)
        私は仮に補欠選挙において当選できたとしても、7人の区議が除名処分となるのであれば、自民党の衆議院議員にあり続けることは、私の人生観、正義感に照らし、そして政治家としても、到底できないところです。その場合には私も離党せざるを得ません。
        【引用以上】

         

        筆者は東京10区補欠選挙において若狭氏を取材してきたが、若狭氏は10月11日の告示日、練馬での第一声となる街頭演説でこう訴えていた。

         

        「私が正論を言えなくなったら、正論を言い続けることができなくなったら、私はもう政治家をやっている意味がないというふうに思っています。それは正論を言い続けることが、区民、都民、国民、そして国のためだと思ってやまないからです」

         

        この演説を聞く限り、7人の区議が除名となれば若狭氏は離党するように思える。しかし、本当に離党はあるのだろうか。そこで筆者は選挙戦中の10月14日、街頭演説を終えて支援者に挨拶をしていた若狭氏に直接聞いてみた。

         

        ──若狭さん、フリーライターの畠山です。自民党を離党する可能性はあるんでしょうか?

        「いやあ、ないんじゃないですかね。うん」

        若狭氏は筆者の問いかけに、あっさりそう答えた。7人の区議の処遇について心配している様子は感じられない。若狭氏には7人の区議が処分されない自信があるのだろうか。

        ──離党の可能性はないですか。じゃあ、(7人の区議は)処分はされないということでしょうか?

        「されないと僕は期待しています」

        若狭氏はにこやかにそう答えると、支援者からの写真撮影に応じるために筆者の元を離れていったのだった。

         

        (取材時の動画をアップしました→ https://youtu.be/FCeYc2Q8vT8 )

         

        補欠選挙で勝利した若狭氏は当選後の24日、二階幹事長と会談し、7人の処遇についても話をしたという。二階氏は若狭氏と並んでのぶら下がり会見で、

         

        「時が解決するという流れもあるだろう。ごちゃごちゃしたことを一挙に解決するのは無理だ」

         

        と発言した。

         

        しかし、期限である10月30日はすぐそこだ。奇しくもその日は小池氏が主催する小池百合子政経塾「希望の塾」の開塾式がある。

        自民党東京都連、7人の区議、小池氏、若狭氏は、それぞれどんな動きを見せるのだろうか。



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