小池百合子東京知事に目で斬られてきた

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    ●今年のコスプレは『リボンの騎士』のサファイア


    小池百合子知事ハロウィン

     

    10月29日(土)、30日(日)の2日間、池袋で開かれる「池袋ハロウィンコスプレフェス2016」。

    【公式サイト】http://ikebukurocosplay.jp/

     

    そのオープニングセレモニーに小池百合子東京都知事、高野之夫豊島区長もコスプレで現れると聞いて早速取材に行ってみた。

     

    ステージ上に上がった小池知事は、豊島区にあったトキワ荘の主ともいえる手塚治虫原作『リボンの騎士』の主人公であるサファイアのコスプレ姿で登場。ディテールにこだわったという小池氏は、よく斬れそうな剣を手に挨拶した。

     

    「去年は魔法使いユリーでしたが、今年は去年からずっと約束していたサファイアです」

     

    セレモニー終了後、ぶら下がり取材の機会があったので、さっそく手を挙げてコスプレにちなんだ質問をしてみた。

     

    ──小池知事はその剣で何を斬りたいと思いますか?

     

    筆者の質問に質問から答えが返ってくるまでには間があった。ひょっとして失敗したか? その間も、筆者の頭の中では、都庁の闇か、自民党都連か、五輪組織委員会か? それとも……と、いろんな考えが駆け巡る。そう考えている間も、小池知事からの返答はない。

     

    「いろいろありますが……」

     

    剣の柄を握りながら小池知事がようやく口を開いた。な、何でしょうか?

     

    「今日はコスプレに徹します」

     

    小池知事はそう答えると、記者の目をじっと見た。ちょっと怖い。最初に斬られたのは筆者だった、というオチ。

     

    ちなみに「来年はどんなコスプレを?」と聞いてみたところ、「また考えます」とのことだった。

     

    それではみなさん、よいハロウィンを。


    若狭勝氏は正論を言い続けられるか? ご本人に直接聞いてみた

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      ●「7人の区議」の処分にこだわる自民党東京都連

       

      自民党東京都連はいったい何がしたいのか。

       

      今年7月の東京都知事選において、自民党は先に出馬を表明した小池百合子氏ではなく、元岩手県知事の増田寛也氏を推薦した。この時、自民党員であるにもかかわらず、党の方針に反して小池氏を応援した人達がいる。

       

      当時は自民党衆議院議員(東京比例)という立場だった若狭勝氏と、豊島と練馬の区議7人だ。小池氏の地盤であった東京10区は豊島と練馬区の一部が選挙区である。選挙戦中、小池氏はこの7人の区議を「7人の侍」と呼んで英雄視し、各地での街頭演説でも党の方針に反して応援を続けるこの7人に感謝していた。

       

      いま、この7人の処遇をめぐる問題が佳境を迎えている。それというのも自民党東京都連が7人の区議に対して離党勧告をし、「10月30日までに離党届を提出しない場合は除名処分」と告げているからだ。

       

      都知事選では小池氏が自民党推薦候補を破って勝利した。その結果、当選直後に小池氏と会談した二階俊博自民党幹事長は「撃ち方止めだ」と語り、小池氏はお咎めなしで済んだ。小池氏を応援した若狭勝衆議院議員も口頭での厳重注意処分というきわめて軽い処分に終わった。

       

      それどころか、若狭氏は小池氏の知事転身にともない行なわれた東京10区補欠選挙では自民党の公認を得て選挙を戦って当選。先の都知事選で増田氏を全力で応援していた自民党議員たちも、補欠選では若狭氏の選挙戦を手伝った。こうした状況があるにも関わらず、自民党東京都連は7人の区議に対して、いまだに厳しい処分で臨もうとしているのだ。

       

      都知事選で7人の区議と同じように小池氏を応援していた若狭氏は、9月27日付けの公式ブログ( http://amba.to/2f9TwiU )でこう書いていた。

       

      【若狭勝ブログ・2016年9月27日(火)より引用】
      今や、自民党東京都連の区議7人に対する処分は、憲法の理念に抵触しかねない暴挙。都連は処分を撤回すべき!
      (中略)
      私は仮に補欠選挙において当選できたとしても、7人の区議が除名処分となるのであれば、自民党の衆議院議員にあり続けることは、私の人生観、正義感に照らし、そして政治家としても、到底できないところです。その場合には私も離党せざるを得ません。
      【引用以上】

       

      筆者は東京10区補欠選挙において若狭氏を取材してきたが、若狭氏は10月11日の告示日、練馬での第一声となる街頭演説でこう訴えていた。

       

      「私が正論を言えなくなったら、正論を言い続けることができなくなったら、私はもう政治家をやっている意味がないというふうに思っています。それは正論を言い続けることが、区民、都民、国民、そして国のためだと思ってやまないからです」

       

      この演説を聞く限り、7人の区議が除名となれば若狭氏は離党するように思える。しかし、本当に離党はあるのだろうか。そこで筆者は選挙戦中の10月14日、街頭演説を終えて支援者に挨拶をしていた若狭氏に直接聞いてみた。

       

      ──若狭さん、フリーライターの畠山です。自民党を離党する可能性はあるんでしょうか?

      「いやあ、ないんじゃないですかね。うん」

      若狭氏は筆者の問いかけに、あっさりそう答えた。7人の区議の処遇について心配している様子は感じられない。若狭氏には7人の区議が処分されない自信があるのだろうか。

      ──離党の可能性はないですか。じゃあ、(7人の区議は)処分はされないということでしょうか?

      「されないと僕は期待しています」

      若狭氏はにこやかにそう答えると、支援者からの写真撮影に応じるために筆者の元を離れていったのだった。

       

      (取材時の動画をアップしました→ https://youtu.be/FCeYc2Q8vT8 )

       

      補欠選挙で勝利した若狭氏は当選後の24日、二階幹事長と会談し、7人の処遇についても話をしたという。二階氏は若狭氏と並んでのぶら下がり会見で、

       

      「時が解決するという流れもあるだろう。ごちゃごちゃしたことを一挙に解決するのは無理だ」

       

      と発言した。

       

      しかし、期限である10月30日はすぐそこだ。奇しくもその日は小池氏が主催する小池百合子政経塾「希望の塾」の開塾式がある。

      自民党東京都連、7人の区議、小池氏、若狭氏は、それぞれどんな動きを見せるのだろうか。


      原発事故で被ばくした牛は生かすべきか、殺すべきか

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        ●避難者8万5千人。震災後の非日常は今も続く

         

        東日本大震災から5年半以上が経過しました。この震災で福島県の浜通り地方は甚大な被害を受けました。地震による被害だけでなく、東京電力福島第一原子力発電所で大事故が起き、放射性物質が広範囲にわたって飛散したからです。

         

        震災から時間が経ち、避難区域が徐々に解除されたことで、故郷に戻れた方々もいます。その一方で、いま現在も避難生活を余儀なくされている方々もいます。その数は2016年9月末時点で、県内、県外あわせて約8万5千人にものぼります。メディアの関心がオリンピックや豊洲問題に移っても、震災後の非日常は今も続いています。

         

        私はこれまで浜通りの取材を細々と続けてきました。その内容は、避難生活の問題、避難指示が出る中での選挙の問題、中間貯蔵施設の問題、廃炉の問題、被災した自治体の首長へのインタビューなど様々ですが、その中の一つに、原発事故で取り残された家畜の問題があります。

         

        このテーマについては雑誌などでたびたび取り上げてきました。現在もウェブ上で読めるものとしては、『通販生活』ウェブサイトに掲載されたこちらの記事があります。

         

        ◆「決死救命、団結!」──希望の牧場・吉沢正巳の訴え(前編)

        ◆「決死救命、団結!」──希望の牧場・吉沢正巳の訴え(後編)
         

        この記事は、避難指示が今も続く福島県双葉郡浪江町で300頭を超える牛たちを生かし続ける「希望の牧場」の吉沢正巳さんを取り上げたものです。吉沢さんは原発事故後、市場に出荷されることがなくなった他の農家の牛も引き取り、牛たちを生かし続けてきました。その中には、双葉郡楢葉町で飼育されていた牛60頭も含まれています。

         

        原発事故後、この牛たちは高齢の飼い主に代わって動物愛護団体が飼育を続けていましたが、団体が分裂。分裂後、世話をする人がいなくなった牛たちは殺処分を待つだけになりました。

         

        しかし、殺処分の直前、動物愛護団体の有志から、「自分たちが世話をするので牧場の敷地を間借りさせてほしい」と相談を受けた吉沢さんは、飼育場所として希望の牧場を提供することにしました。その有志は新しい団体を立ち上げ、しばらくの間、牛たちの世話に通っていました。

         

        「牛たちを寿命まで生かす」という終生飼育の考え方は、吉沢さんにも少なからず影響を与えているように思えました。

         

        しかし、今現在、その団体は牛の世話をしていません。そのため吉沢さんが他の牛と変わらない待遇で世話をし、命を繋いでいます。

         

        ●生かすべきか殺すべきか。10月29日(土)13時〜討論会開催

         

        もはや経済的価値のなくなった牛たちを生かし続けることに意味はあるのでしょうか。

         

        動物愛護の観点から、「牛たちを殺さずに寿命まで生かす」と口で言うのは簡単です。しかし、毎日大量に必要になる餌の問題、経済価値を生まない牛たちを生かし続ける人件費など、現実には多くの困難が待ち受けています。

         

        吉沢さんは言います。

         

        「警戒区域内で生き残った牛たちは『原発事故を語り継ぐ生きた証人』だ。被曝した牛たちを生かし続けて血液や尿を調べたり、被曝の実態や生まれてくる子牛たちへの影響を研究したりすることが必要なんじゃないか。それを『国の方針だから』と言って、ただ黙って殺せ? これは原発事故の証拠隠滅じゃないか。おれは牛たちを絶対に無駄死になんかさせない。殺処分の同意書に、絶対にハンコはつかない」

         

        自分のことを「ベコ屋」、「牛飼い」と呼ぶ吉沢さんは、他の農家を批判することなく、牛を生かすために行動してきました。しかし、牧草が自生しなくなる冬の間、牛たちの餌は圧倒的に不足します。餌の運搬費もかかります。出荷による収入が見込めない「希望の牧場」で牛を生かし続けることは、経済的にみれば明らかに破綻に向かって進む道でしかありません。

         

        しかし、300頭の命はどうすればよいのでしょうか。吉沢さんも、吉沢さんを支えてきたボランティアの人たちも、いつも頭を悩ませています。

         

        そんな中、私は「希望の牧場」のスタッフから一本の連絡を受けました。10月29日(土)に討論会を開くので参加してほしい、という依頼でした。

         

        原発事故後の現実、動物愛護の理想と現実、経済原則を超えた思いなど、様々な意見が交わされると思います。しかし、最終的には前を向いて、考え、行動することでしか目の前の命には向き合えないのだと思います。

         

        詳細については、下記「希望の牧場」のブログを御覧ください。会場の座席数には限りがあるそうですが、立ち見も発言も歓迎だそうです。討論会の後には懇親会(予算1000円程度)も予定されています。ご都合のつく方は、ぜひお越しいただければと思います。

         

        ◆「原発事故から5年目、警戒区域の命を考え、行動する徹底討論会」
        日時:10月29日(土)13時〜15時
        会場:渋谷区道玄坂1-22-7道玄坂ピア4F

         

        以上



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