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    • 2016.11.07 Monday
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    小池百合子東京知事に目で斬られてきた

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      ●今年のコスプレは『リボンの騎士』のサファイア


      小池百合子知事ハロウィン

       

      10月29日(土)、30日(日)の2日間、池袋で開かれる「池袋ハロウィンコスプレフェス2016」。

      【公式サイト】http://ikebukurocosplay.jp/

       

      そのオープニングセレモニーに小池百合子東京都知事、高野之夫豊島区長もコスプレで現れると聞いて早速取材に行ってみた。

       

      ステージ上に上がった小池知事は、豊島区にあったトキワ荘の主ともいえる手塚治虫原作『リボンの騎士』の主人公であるサファイアのコスプレ姿で登場。ディテールにこだわったという小池氏は、よく斬れそうな剣を手に挨拶した。

       

      「去年は魔法使いユリーでしたが、今年は去年からずっと約束していたサファイアです」

       

      セレモニー終了後、ぶら下がり取材の機会があったので、さっそく手を挙げてコスプレにちなんだ質問をしてみた。

       

      ──小池知事はその剣で何を斬りたいと思いますか?

       

      筆者の質問に質問から答えが返ってくるまでには間があった。ひょっとして失敗したか? その間も、筆者の頭の中では、都庁の闇か、自民党都連か、五輪組織委員会か? それとも……と、いろんな考えが駆け巡る。そう考えている間も、小池知事からの返答はない。

       

      「いろいろありますが……」

       

      剣の柄を握りながら小池知事がようやく口を開いた。な、何でしょうか?

       

      「今日はコスプレに徹します」

       

      小池知事はそう答えると、記者の目をじっと見た。ちょっと怖い。最初に斬られたのは筆者だった、というオチ。

       

      ちなみに「来年はどんなコスプレを?」と聞いてみたところ、「また考えます」とのことだった。

       

      それではみなさん、よいハロウィンを。


      原発被災地からの立候補

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      松本さんの自宅
      (津波で流された楢葉町の松本氏自宅)

      「東日本大震災から二年近く経ちます。しかし、その間、福島の警戒区域にはほとんど国会議員が入りませんでした。
       被災地の仮設住宅には、一人暮らしの老人もたくさんいます。私の知っている84歳のおばあさんは、60歳の息子が倒れ、一人で頑張っている。こういう人達をどうやって救ったらいいのか。対応を考えて地域の声を考えなければいけない。それには現地の声を国政に伝える人間が必要です。私はそういう思いで立ちました」

       2012年12月3日、福島県双葉郡楢葉町の町議を勤めていた松本喜一(まつもときいち)氏は、同日付で楢葉町議を辞職。いわき市役所内の記者会見で、福島五区から立候補(日本未来の党公認)することを明らかにした。

      松本喜一さん
      (松本喜一氏)

      「(昨年12月16日に)野田さんが原発事故の収束宣言をしたが、私は事故前から原発立地自治体の町議として東京電力に説明を求めてきました。そのたびに東京電力は『5重の壁で守られている』と言ってきました。それがすべて吹き飛んだんです。コンピュータ制御もできない、中も覗けない。そんなものが4機もあって安全なのかという思いもある。原発の安全とはどういうことなのか。まったくものを心得ていないのか。そういうことを選挙中も訴えていきたいと思います」

       できたばかりの「日本未来の党」から出馬する理由については、

      「嘉田知事の『卒原発』と考え方がマッチしたので出ることを決意した。原発は動かすと廃棄物が増えるので止める。法律を変えて燃料棒を取り出して、そこにガスコンバインドサイクルの発電装置を作れば有効利用できると考えている。これを選挙中も訴えて、当選できたら仲間を増やし、住民の声を大きくして、実現したいと考えている」

       と説明。また、自身の被災体験にも触れ、次のようにも述べた。

      「私自身、福島県双葉郡楢葉町の山田浜地区で家を津波で流された。ここは東京電力福島第一原発から約18km。楢葉町に帰ろうかと言ったら、ほとんどの人がすぐには帰らないと言う。けれど、10年経ったら望郷の念が起きて帰りたいなということが起きると思う。健全な状態になったら必ず戻る。故郷を捨てないような施策をしていきたい。
       警戒区域、被災地の中に入ってみるとわかるが、楢葉町は震災直後と同じ状況です。8月10日に警戒区域が解除されて除染は進んでいるが、がれきは散乱し、田んぼには外来種の草が真っ黄色な華を咲かせている。あそこに住民を帰していいのか。
       原発の安全性が担保できないうちは帰るべきではない。そして防災計画の見直しもされていない。
       2011年3月12日の朝、楢葉町はいわきに向けて避難したが、通常は1時間で来るところを、36号線しか使えなかったので8時間もかかった。私は『高速道路に乗せて避難させろ』と言ったが、高速を使うという避難計画すらなかった。今の状態で帰れというなら、核シェルターを作って、短期で1か月暮らして避難できるという状態を作らなければダメだと思う」

      セイタカアワダチソウ
      (楢葉町内のビニールハウスを突き破って咲くセイタカアワダチソウ)

       国政に挑戦するかどうかは、ぎりぎりまで悩んだという。

      「東日本大震災、原発事故から20か月が経ちますが、私は震災直後から現場に毎日入っていました。(警戒区域が設定された後は)中には許可証がなければ入っていけませんでしたが、避難しない人たちもいて、水や食料を届けていた。そういう中で国会議員と会って話すと『法律がなくて入れない』と言うんです。
       しかし、議員立法でやればお金がかからない。議員が警戒区域の中に入るのは法律を変えれば簡単で予算がかからない。これすら提案できない議員では困ると思ったのです」

       記者会見の場に現れた松本氏は、作業着にネクタイ姿。その服装を自身の言葉でこう説明した。

      「私が作業服を着ているのは、『見えない敵』の放射能と戦っている、『戦時下にいる』という意識で、自分を戒めるためにこれを着ているんです。
       いまは、ほとんどの方がスーツを着ている。これが当たり前のような気になるが、実際、被災地は一つも変わっていない。今の政治家の方々に、『我々は法律を作る立場にいるんだ』と思い出してもらいたいのです」

       しかし、松本氏はふるさとに帰ることを決してあきらめたわけではない。

      「私は『必ず帰れる』と思っています。その根拠は広島や長崎。広島も長崎も爆心地が帰れているので、必ず双葉地方も帰れると確信している。10年ぐらいのスパンで、政府で研究してお金出して、今も収束作業中の原発の安全も確保できればと考えています。
       第一原発は使えないので、第二原発のほうは卒原発にして、安全に燃料棒を抜いて、原子炉を取り外す。そして効率のいいガスコンバインド発電所に置き換えていきたいと考えている」

       今回の出馬は突然だったため、松本氏の選挙は手作りそのものだ。

      「私は選対本部長も出納責任者も全部一人でやっている。一人で立候補して、一人で選挙戦も戦っていく。思い切った選挙をさせてもらう。これまでの町議選も全部手作りでやってきた。手続きからなにから全部一人でやってきた。今の政治家の人達も、一回くらいそういう手続を自分でしたほうがいいんじゃないですかね(笑)」

       現在もいわき市内の借り上げ住宅で避難生活を送る松本氏。復興の願いを込めて自身でオープンした「そば屋」を選挙事務所にするという。しかし、そのそば屋も選挙期間中は休業せざるをえない。

      「本当にまだ一人で、選挙事務所には誰もいないけれど、自分一人でもやる。それが本当の選挙なんじゃないですかね」(松本氏)

       原発被災者がたった一人で始めた戦い。どんな結果になるだろうか。

      福島第一原発・記者クラブ限定公開への抵抗

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         2011年11月11〜12日にかけて、細野豪志原発担当大臣によるJヴィレッジおよび東京電力福島第一原子力発電所の現地視察が行なわれた。


         この視察は従来の視察とは大きく異なる。それは3月の原発事故発生後、初めて記者団による原発敷地内の同行取材が認められたからだ。


         しかし、この同行取材は明らかに「公平性」を欠くものだった。なぜなら今回の同行取材が許された記者は、内閣記者会19社、福島県政記者クラブ7社、外国プレス代表取材4名の合計36名に「最初から」限定されていたからだ。


         そこには原発事故発生以来、東京電力の記者会見や政府・東電の合同記者会見の場で、原発敷地内の取材を粘り強く求めてきたフリーランス、ネットメディア、雑誌記者らの姿はなかった。


         筆者を含む「記者クラブ以外の記者」たちは、最初から同行取材の申込対象外だったのである。つまり、取材の場から「あらかじめ排除」されていたのだ。


         もちろん取材ができなければ映像もない。現地がどんな様子であるのかも知ることができない。新聞やテレビで報じられるのは、取材された現実の一部でしかないからだ。しかもその情報を取捨選択する権利は「現地に入ったメディア」だけに許される特権となってしまう。


         しかし、今回は「特別なこと」が起こった。


         福島第一原発の外国プレス代表取材映像を、フリーランスの記者たちに無償で配布したジャーナリストがいたのである。


         そのジャーナリストとは、新月通信社代表でイランの国際衛星放送PressTV日本支局長のマイケル・ペン氏。彼は記者クラブや大手メディアによる「メディア・カルテル」に深い不信感と疑念を抱き続けており、今回の「限定公開」にも強い憤りを持っていた。


         今回、彼は「どんな記者にも情報を得る権利がある」と主張して、筆者のようなフリーランスの記者にも喜んで映像を無償提供してくれた。


         そのことをとても喜ばしく感じる一方、彼のようなフェアなジャーナリズム精神を持った記者が、日本の記者クラブの中から出てこなかったことが残念でならない。


         今、我々が15分2秒にわたる福島第一原発敷地内の映像を見ることができるのも、マイケル・ペン氏がいたからである。けっして政府に優遇された記者クラブが「国民の代表として」取材をしてきたからではない。その意味で今回の彼の試みは、「記者クラブ限定公開への抵抗」だと言えるだろう。


         もちろん、いまさら記者クラブだけを責めても仕方がない。


         一義的には「キャパシティの問題」というもっともらしい言い訳をタテに、あらかじめ「権力側に都合の良いメディア選別」を行なおうとした政府の罪が一番重いからである。


        JUGEMテーマ:東北地方太平洋沖地震 筆者は「国民の知る権利」を平気で踏みにじり、「情報公開の機会」を奪おうとした日本政府の「大罪」を決して忘れることはないだろう。


        映像提供/Foreign Press Pool/The Shingetsu News Agency




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